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比嘉愛未×ミムラ×佐々木希の三姉妹が富山ー金沢ー 東京を舞台におくる、母との絆の物語『カノン』 雑賀俊朗監督インタビュー

11.01.2016

現在シネ・リーブル梅田にて10月22日(土)より上映中の映画『カノン』(配給=KADOKAWA) の雑賀俊郎監督にインタビューさせていただきました。

 

映画『カノン』ストーリー

死んだはずの母が生きていた。あの頃とはすっかり変わり果てた姿で……。三姉妹は祖母が遺した手紙を手がかりに、真実を探し求める旅に出る——。
19年前、なぜ母はわたしたちの前から姿を消したのか?
なぜ約束を守ってくれなかったのか?
母へのわだかまりを抱えたまま大人になり、それぞれ別の街で恋や家庭、仕事に奮闘する三姉妹。彼女たちがともに母の過去を辿り、自分たちの傷に向き合い、未来への一歩を踏み出そうとする時、ある懐かしいメロディーが流れ出す。
心温まる音楽と旅情にのせて、今を生きる女性たちの愛と葛藤を描いた珠玉の映画が誕生した。(映画『カノン』公式ホームページより)

 

雑賀俊郎監督

 

──『カノン』映画化のきっかけを教えてください。

 

1つは自分の母親、父親の死を経験し両親ことをメモしていたので、そのとき感じたせつない気持ちや、家族でも知らないことがたくさんあるということを映画にできたらと考えたからです。もう1つは、2013年には有村架純さん主演の『リトル・マエストラ』という映画を、北陸の宝だと言っていただけるほど気に入ってもらえて、ぜひまた北陸で撮ってくれませんかと多くの方からの嬉しい声がありました。

また、2015年に開通した北陸新幹線と絡めてできませんかということも言われて、三姉妹にすると三都物語で金沢、富山、東京の三姉妹が一つになるという話に出来て、三姉妹それぞれが家族の秘密を語ることができるかなということで作り始めました。

 

──(母親役の)鈴木保奈美さんの演技やアルコール性認知症について、どのようなお話をなさったのですか?

 

私もアルコール中毒に関する本をかなり読んで研究しましたし、保奈美さんもご自身で勉強されていました。専門の病院を訪問し、先生に症状など詳しくお話をうかがいました。アル中の症状には第一段階では虫が見えたり、第二、第三段階では幻聴や幻覚が起こることを知りました。その中でも今作では幻聴や幻覚を取り入れたいと思いました。そのような症状があった上で脳がアルコール中毒で軽くなっていき、記憶にまで障害をもたらすことも分かったんです。

アルコール性認知症をどう表現しようかとなった時に、実際に保奈美さんがその場にいてどのように思うのかを優先させたほうがリアルに表現できるなと考え、わざとあらかじめこのように演技してくださいと決めこむのをやめましょうと言いました。こういう芝居してくださいと私が決定してしまうと、作りこみすぎている感じになってしまうと思ったので。映画は何回も撮り直しが出来るというイメージがあると思うのですが、僕はライブだと思っています。だいたい一回目のお芝居がすごく良かったです。

 

──撮影の中で思い出に残っていることはありますか?

 

富山は雨が多く撮影期間中3、4日間しか晴れの日がなくて、そのラストシーンを含め晴れてほしいと願ったシーンの時は晴れてくれて本当に良かったです。映画の神様っているんだなという風に思いました。

 

 

──(ここからは雑賀監督ご自身への質問となりますが)映画監督になられたきっかけは何ですか?

 

学生時代にとにかくやりたいことをやろう!と思って、自分たちでサークルを作って自主映画制作、ミニコミ誌づくり、イベント主催などを思う存分やりました。バイトは4年間で30種類経験しました(笑)。そんな中で映画作りが一番面白いなと感じるようになっていました。大学3年生の時には日活の助監督の試験を受けました。「キャッシュカード」というテーマでシナリオを書くという試験内容には、さすがに独学では対応できませんでした(笑)。

その後はシナリオに関しても勉強を重ねましたが、大学卒業後は一度別のところに就職しました。それでもやはり映画の道に行きたい!と思い、今の制作会社で働き始めました。ただ、テレビの会社なので映画の道は簡単にはありませんでした。自分で積極的に映画のプロデューサーさんにお会いしたり、企画を何度も何度も出すことでやっと映画を撮れるようになっていきました。現在も会社という組織はありますが、作りたいものは個々で違うので自分から動かないと作りたいものは出来ないんですよね。全く別の仕事もしながら、映画の企画をあたためていって、2年に1度ぐらいのスパンで映画を撮っているという状況です。

 

──学生時代の経験が今の仕事に就くきっかけとなったのですね。学生のうちにいろんなことを経験すべきですよね。

 

自分が将来何がやりたいのか、学生のうちに経験出来ることを全部した上で決めようと思って、4年間とことん自由にやりました。学生時代にしてきたことが今でもプラスに働くことが多いと感じています。ぜひ学生の皆さんに今のうちに様々なことにチャレンジしてほしいです。

 

──最後にこれから作品に触れられる方にメッセージをお願いいたします。

 

ご覧になる前は『海街Diary』のような感じなのかな?と思う方もいらっしゃると思うのですが、『カノン』を観終わった後は全然イメージと違ったと驚かれる方も多いと思います。特にこだわったラストシーンでは、人生辛いことがたくさんあっても一瞬でも輝かしい瞬間があれば人は頑張っていける、という風なことを感じてもらえたらと思います。

ぜひ一度ご覧いただいて、観た人の次の一歩を踏み出す勇気になれば嬉しいです。

インタビューさせていただき、よりいろんな人の心に届くようにという監督の映画に対する熱い想いを感じました。

今作で描かれているモラハラなどの社会問題を研究なさった上で制作されているため、実情が忠実に再現されていると各業界の方からの反響もあり、リピーターも多いそうです。私も自分の家族のことを改めて考えるきっかけとなった作品です。

 

現在関西ではシネ・リーブル梅田にて上映中。ぜひ劇場でご覧ください。

 

■『カノン』オフィシャルサイト | http://kanon-movie.com/

■『カノン』twitter | https://twitter.com/kanon_movie

 

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