10.01.2017

10月7日(土)のシネ・リーブル梅田を皮切りに、関西でも順次上映が開始される韓国映画『わたしたち』。″いじめ″という目に見えない悪魔に、少女たちはどう向き合うのか。小学校4年生の女の子たちを中心に、いじめやスクールカースト、家庭環境の格差など、現代社会が抱える問題を盛り込みながら、人生で初めて経験する友情、裏切り、嫉妬…すべての感情に戸惑い葛藤する子どもたちの姿を生き生きと鮮烈に映し出す作品です。韓国内のみならず、海外の多くの映画祭で賞を受賞するなど、今話題の作品となっています。

今回は、本作のユン・ガウン監督が来日されたということで、映画チア部がお話を伺いました!

大切な友達を失った心の痛みが、

私の中でずっと強烈に残っていた

●この映画が製作された過程を教えてください。

―まず、ストーリーは私の自伝的なものです。私が修士課程を卒業した韓国芸術総合学校と韓国のCJエンターテイメントという企業が手を...

06.27.2017

6/24(土)から立誠シネマでの上映がスタートしており、連日大入りの映画『さよならも出来ない』。

ふたりの男女(香里と環)が別れてから3年もの間、部屋に境界線を引きお互いに干渉しないように同居し続けているという不思議な状況と、その周囲の人々のざわめきが丁寧に描かれている。

監督である松野泉さん、キャストの野里佳忍さん(香里役)、土手理恵子さん(環役)、上野伸弥さん(浩役)にインタビューさせていただきました。今回はその後編です。インタビューの後半では、みなさんが「さよならも出来ない」ものや人について語っていただきました。

右から松野監督、上野さん、土手さん、野里さん、映画チア部

現実を切り取る中で生まれるもの

──映画の中の生活音(マンションの2階の足音が聞こえる等)にも、こだわりを感じました。

(監督)いくつかの映画に録音技師として携わっているからというのもあると思います。ただ、マンションの上の階のド...

06.26.2017

                     『パレスチナ映画週間』のフライヤーメイン・ビジュアルより

上映企画『パレスチナ映画週間』が、6月24日(土)〜 6月30日(金)まで神戸・元町映画館で行われる。 同企画では、占領下にあるパレスチナの様子を伝える劇映画やドキュメンタリー作品を中心に、パレスチナ映画8本が特集上映をされる。1967年6月からイスラエルがパレスチナのヨルダン川西岸地区とガザ地区を軍事占領し、今年で50年になる。今回は、『パレスチナ映画週間』の企画監修を務められた、京都大学大学院 人間・環境学研究科教授の岡真理さんに同企画の思いを伺った。

今、ニュースで伝えられないパレスチナ・ガザ地区 を含めた地域で何が起きているのか。

またパレスチナ地域の現状やパレスチナ問題とは何かをどのように...

06.23.2017

6月24日(土)から立誠シネマでの上映がスタートする、映画『さよならも出来ない』。8月には第七芸術劇場(大阪)、9月ケイズシネマ(東京)、さらに元町映画館(神戸)での上映も決まっています。

今回は監督の松野泉さん、そしてキャストの野里佳忍さん(香里役)、土手理恵子さん(環役)、上野伸弥さん(浩役)4人にインタビューをさせていただきました。

右から松野監督、上野さん、土手さん、野里さん

──『さよならも出来ない』が制作に至った過程を教えてください。

(監督)まず、京都に立誠シネマプロジェクトという映画館があるのですが、そこでシマフィルムと映画24区という会社が協力して、シネマカレッジ京都というワークショップをやっています。宣伝や配給など映画に関わる様々なワークショップがある中で、俳優という分野もあり、僕はそこで講師として携わってきました。

今回のワークショップの最終目標が映画を1本作るというものでした...

06.05.2017

『ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ』黒川幸則監督インタビュー後編。(前編はこちらから→)どこか現実離れした「夢」のような本作。けれど、監督にはそんなつもりはなかった!?前編に引き続き、本作についてお話を伺いました。

「夢のような作品にしよう」と思っていた訳ではないんですよ

―この映画、台詞も特徴的ですよね。「この町では冷めたピッツァがリーサル・ウェポンだ」とか「ダンプカーにキスされたかと思った」とか、すごくクセになる台詞で溢れていますが、意味を考えてしまうと、よく分からなくなるというか。

僕も、よく理解してやっていたわけではないんです。山形君(山形育弘、脚本)は南米文学も読む人で。僕は、ぽつぽつとしか読んでいないんだけれど、撮影前に「あれ読んだ、これ読んだ」みたいな話をしましたね。南米文学は、よくマジックリアリズム、魔術的リアリズムだと言われます。現実のなかに立っているんだけれど、本人も気付か...

05.27.2017

突然不思議な町に迷い込んだバンドマンが住人たちと共に過ごす酩酊の日々。ピンク映画界で異彩を放ってきた監督・黒川幸則の自主制作に、映画に限らず音楽や現代アートに関わる個性的でフレッシュなスタッフ&キャストが顔を揃えた本作が、いよいよ6/3より関西でも上映されます。

今回は、本作について黒川幸則監督にお話を伺いました。どのようにしてこの作品は生まれたのか?本作とそれをとりまく人々に迫ります。

フィルムで撮りたいっていうのがあるじゃないですか、僕らは、欲望として。それができなくなるんだったら、デジタルでピンク映画を撮るくらいだったら、で、お金も全然ないんだったら、これ、もう自主でやっても同じだなあって

―本作の制作に至る過程を教えて下さい。

脚本の山形君(山形育弘)が、僕の先輩の鎮西尚一監督の映画に出演してたんです(*1)。僕は昔、鎮西監督の助監督をしていたので、そこで、鎮西さんから面白いやつがいるって...

2004年度より映像制作者の人材発掘を行い、大阪を映像文化の創造・発信拠点とすることを目指してスタートしたシネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)。これまで横浜聡子、石井裕也、三宅唱など日本映画界に多彩な才能を輩出してきた。

第13回となる今回は、谷口恒平監督『おっさんのケーフェイ』・木村あさぎ監督『蹄』・五十嵐晧子監督『可視化する心たち』3作品への助成が決定し、無事完成を迎えた。第12回大阪アジアン映画祭(3/3(金)~3/12(日)開催)でのプレミア上映を控える今、谷口監督・木村監督・吉田龍一さん(『可視化する心たち』主演・CO2俳優特待生)にインタビューを行った。

 (左から『可視化する心たち』主演・吉田龍一さん、『蹄』木村あさぎ監督、『おっさんのケーフェイ』谷口恒平監督)

「不寛容な空気が流れる社会に抗うような映画を作りたい」(谷口監督)

将来の夢も特技もない小学生のヒロトはある日、人...

02.04.2017

映画『裏切りの街』が2月4日(土)より元町映画館にて上映となります。

今回、映画チア部は『裏切りの街』にプロデューサーとして制作に携わった、エイベックス・デジタル株式会社の辻村和也さんにインタビューを行いました。

『裏切りの街』は動画配信サービスdTVのオリジナルドラマとして配信され、月間1位を獲得。劇場上映に合わせ、全6話の配信されたものに新たな編集が加えられています。

このように配信会社が自社で制作した作品を、自社で劇場配給まで行うことは『裏切りの街』が初めての試みです。

『裏切りの街』は2017年11月に東京で劇場上映が始まり、作品の口コミ反響がよかったことなどから他の地域でも上映を行い、現在全国18館へと全国拡大上映に広がっていきました。

◎さらに、各地で異例の反響により、本作最後の追加7劇場が決定!

3月11日(土)〜 福井コロナシネマワールド

4月8日(土)〜 香川ソレイユ2

4月15日(土)...

01.28.2017

戦時期台湾で生まれ、戦後祖国日本へ引き揚げることとなった「湾生」たちを描いた『湾生回家』ホァン・ミンチェン監督インタビュー後編。(前編はこちら→)今回は監督からチア部へ逆質問も!?そして、かつては日本の植民地であった台湾と日本の関係をどう捉えるか―監督の考えに迫りました。

[ホァン・ミンチェン監督(右)と映画チア部・まな(左)]

「歴史」ではなく、そこで生きた「人」の心の動きを描く

まな:本作は歴史や政治的な背景というよりも、そのなかで生きていた「人」や「人と人のつながり」を中心に丁寧に描いていることが印象的でした。

ホァン:個人的な思いですが、自分は歴史そのものに興味があるわけでなく、学校の授業で習う歴史というのは自分からすごく離れたところにあるように感じていました。自分が学校で習ったのは中国の歴史や地理であって、台湾のものではありませんでした。だから、歴史というのは自分に密接したものではなく...

01.27.2017

戦時期に台湾で生まれ育ち、戦争の終りと共に見知らぬ故郷・日本へ戻ることとなった「湾生」と呼ばれる人々を知っていますか―。故郷である台湾と祖国である日本という、二つのふるさとを持つ彼らは、何を思い、どう生きてきたのか。本作『湾生回家』はそんな彼らの存在に光をあてています。今回は、本作の監督であるホァン・ミンチェン監督に、本作や監督ご自身について、そしてドキュメンタリーというジャンルについてお話を伺いました。

(ホァン・ミンチェン監督)

なぜ映画監督に?監督としてのルーツを辿る

映画チア部・まな(以下まな):ホァン監督自身について質問です。ホァン監督は、何故映画監督になろうと思ったのでしょうか?

ホァン・ミンチェン監督(以下ホァン):いい質問です。原点に返るような気持ちなんですが、まず自分自身が映画が好きであったこと。それから、少年時代に自分が寂しかった時に映画が自分に付き添ってくれたこと。誰も助けて...

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